Santos de Cartier（サントス ドゥ カルティエ）／カルティエ
世界初の男性用腕時計として誕生した革新デザインの象徴
サントス ドゥ カルティエ（Santos de Cartier）／カルティエは、カルティエの腕時計シリーズの中でも特に有名で、時計の歴史においても重要なモデルです。
この時計は、1904年にフランスの飛行士アルベルト・サントス＝デュモンのために作られたもので、世界初の男性用腕時計と言われています。
サントス＝デュモンが飛行機を操縦する際に、時間を確認するのに懐中時計が不便だったため、友人であったルイ・カルティエに依頼し、開発されました。
この時計のデザインの特徴は、四角いケースとベゼル部分に施されたネジ（ビス）です。
特に四角いケースは、当時の腕時計の多くが丸型であった中で革新的でした。
また、ベゼルのネジデザインは、パリのエッフェル塔のような工業的な美しさを表現しており、サントスの個性を際立たせています。
サントス ドゥ カルティエは、ステンレススチール、イエローゴールド、ローズゴールド、プラチナなど、様々な素材のモデルが展開されており、シンプルなものからダイヤモンドがあしらわれた豪華なものまで、豊富なバリエーションがあります。
さらに、現代のモデルには「QuickSwitch」というストラップ交換システムが導入されており、ユーザーが簡単にベルトを交換できるのも魅力の一つです。
また、手巻きや自動巻きのムーブメントが搭載され、精密な時計技術と美しいデザインが融合しています。
一部のモデルには、クロノグラフ（ストップウォッチ機能）やGMT機能（複数のタイムゾーンを表示する機能）なども備わっており、機能性も充実しています。
2018年にはデザインと機能がさらにアップデートされ、より現代的でエレガントな印象を持つモデルとして再登場しました。
これにより、サントス ドゥ カルティエは、クラシックでありながらも時代を超えて愛され続ける名品となっています。
